2016年9月26日 朝日新聞 声の欄 投書を読んで

 

 介護保険料 突然4倍になった。Sさん(男性65才)の投書の見出しである。65才以前の年間

保険料は3万3600円、65才から12万5952円になった。65才を境に負担が増えるのは、

疑問である。以上のような内容である。

 

 Sさんは、やっと所得額に見合った、介護保険料金を納め始められましたねと、申し上げたい。

 

 一般的な目安として大まかな保険料を書いてみる。まず65才になると、介護保険料は各人が

支払うことになる。そこで平均的な保険料は、月当たり5000円程度で年間6万円と言われている。

この平均値は、本人が住民税課税者で、合計所得金額が125万円未満の方である。

 

 この平均値を境にして、生活保護者の保険料立替払い(免除)から、高額所得者の年間保険料

年間16万円程度まで、人それぞれに異なる。高額所得者にはもっと多く払ってもらっても良い

のではとも思う。

 

 そこで投書者Sさんの投書内容から試算推測をしてみる。

 Sさんは合計所得金額が600万以上~800万円未満の方と推測される。そこで介護保険料の

年間額は11万7700円となる。介護保険主(市町村)によっては、年間額が幾分か上下する。

 本当に年金収入だけになると、幾分か合計所得金額が低減すると推測します。そこで低減分に

見合って、介護保険料も下がってきます。Sさんに配偶者がおられたら、65才になられた時点で、

配偶者にも、それ相当の介護保険料がかかってきます。

 

 次に、介護保険料の徴収方法について追記します。

 介護保険料は2ケ月に1回の年金から、2ケ月分の介護保険料が自動的に天引きされます。

さらに、ちゃかりと住民税も2ケ月分が、年金から自動的に天引きされます。この時になって

介護保険料・住民税が、非常に高額だと再認識されることでしょう。

 

                             起稿 2016年9月26日