介護保険料は右肩上がり

 2024年4月10日(水)朝日新聞の朝刊(1面、3面)を読んで。

1面の見出し:介護保険料6500円以上が半数。74自治体調査、6割超が引き上げ

3面の大見出し:介護保険料右肩上がり

   中見出し:サービス利用者多く大幅引き上げ。軽減の自治体も積み立て取り崩し。

 

 私見 右肩上がりとは景気が上向きになっている場合にいうものと思っていた。ところが介護保険料が値上げされることを、右肩上がりと表現しているのである。保険料を納める側からは、いやな値上げである。右肩下がりになってほしいところだ。

 新聞の記事によると、滋賀県大津市の介護保険で基準保険料が前年度より635円下がり、5715円になると記載されている。介護保険料金は上がるのが世間の常識なのに下がるのです。大阪市では介護給付費準備基金の80億円全額を使い切っても1155円アップの9249円にする。大津市は介護給付費準備基金の55億円のうち37億円を取り崩して値下げする。大阪市と大津市では高齢者の人数に大きな違いがあるのであろう。それにしても介護保険者(各自治体)トップの方針や考え方によって、違いが出るのであろう。

                                   起稿 2024.04.10