2019.12.23 朝日新聞 朝刊を読んで

 

 見出し:家族の介護 苦悩は私も 「福井の事件から考える」に反響

 

 記事内容:福井県で11月、90代の両親と息子の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された息子の妻が介護疲れを明かしていました。朝日新聞の生活面で掲載した「福井の事件から考える」に対して寄せられたお便りにも、厳しい現実と疲労する家族の切実な思いがつづられています。

 記事文章として、父・母・叔母・・・次々と計17年の事例が掲載されている。また次の事例には、必要な時に相談先・支援ほしいとコメントされている文章が掲載されている。

 紙面エリアの制約上、寄せられた声の要旨を掲載している。

  ①70代女性 夫を介護。老々介護がいつまで続くのか不安だらけ。隣人に手助けしてくれる人はいない。

  ②70代女性 認知症の夫を介護して7年。暴力や暴言を受け本当につらい。

  ③70代女性 認知症の疑いのある夫は、介護サービスを全て拒否する。私はほとんど外出できない。

  ④50代女性 80代の両親と3人暮らし。認知症の父に向って母が怒鳴る。家に帰るのが苦しい。

  ⑤40代男性 両親を介護。専門職へ相談をといわれるが、財政難や人手不足でサービス提供を拒否

       されることも。問題を抱え込むのは当然だ。

  ⑥70代女性 義母と夫を介護して見送った。ケアマネらに事あるごとにアドバイスを受け、介護

       サービスを最大限利用して乗り切った。

 最後に介護をめぐる体験や悩み、意見を募集するとある。宛先は朝日新聞文化くらし報道部・介護係。

 

私見(ぼやき)

 紙面に掲載された介護の苦労事例は福井の事案よりもっと大変であった。もっと頑張りなさいと言っているようなものだ。私は投稿された声の中に参照するべき内容や改善するべき課題が提起されていると思う。

 

⑥の意見は大いに参考にするべきである。

④・⑤の問題は、介護者に大きな負担がかからないように、種々の機関・組織・団体が拾い上げること。

②・③は要介護者の人権が関連するが、行政が措置(強制入院・入所)を考慮すべきと思う。

①は⑥の事案を参照されて、あきらめることなく、よき助言者、機関・団体を見出すべきであろう。

 

 第三者的なぼやきになった。新聞紙面にうまくいった事例を詳しく掲載されることを期待する。

                           起稿         2019.12.23